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「義経北行伝説」の地。

県沿岸部の中央に位置する本州最東端のまち、宮古市。起伏に富んだ地形の宮古湾では多種多様な海産物が獲れ、江戸時代には海運の発達により港町として繁栄しました。
他方、内陸部の旧川井村地域は、北上山系早池峰山の北面を有する典型的な山村。遠野物語「マヨヒガ」の舞台となった小国集落、アイヌ語で「森の奥へと続く道」を意味する秘境タイマグラなど、厳しくも豊かな自然を敬いながら生きてきた人々の息づかいが今もあちこちに感じられます。
また一帯は、源義経が自害せず北へ逃げたという「義経北行伝説」が根強く残る地。一行が籠もって修行した黒森山や般若経を奉納した黒森神社、参拝・宿泊したとされる横山八幡宮など、ゆかりのスポットが点在しています。ちなみに「黒森」は「九郎(義経の仮名)森」から転じたという説もあります。

巡行の風習を守る「黒森神楽」。

三陸海岸や北上山系早池峰山に面する宮古市には、沿岸部と内陸部のそれぞれ特有の民俗芸能が伝承されています。神楽は沿岸の黒森神楽と早池峰系の2つの系統があり、三陸沿岸ならではの七ツ物や虎舞もあれば、盛岡と接する旧川井村には盛岡発祥のさんさ踊りが伝承されているなど多様性に富んでいます。
中でも、他に類のない貴重なものが「黒森神楽」。山岳信仰を背景にした山伏神楽と漁業をなりわいとする地域の文化が融合したもので、軽快なリズムの囃子と激しい舞に「一度観たら忘れられない」という熱い声を届けるファンも少なくありません。正月明けに旧盛岡藩の沿岸部を1~2カ月間巡行する風習は近世初期から現在まで続いており、その希少性から2006年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

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文化施設

  • 崎山貝塚縄文の森ミュージアム

    崎山貝塚は6,000年から3,500年前の縄文時代のムラや貝塚が保存されており、史跡は公園として散歩もできます。公園内のミュージアムは貝塚から出土した土器や骨角器、地層などを展示し、火おこし・弓矢などの体験もできる考古系ミュージアムです。

    住所|宮古市崎山1-16-1
    TEL|0193-65-7526
    https://www.city.miyako.iwate.jp/bnka/sakiyamamuseum/sakiyama_museum1.html

  • 北上山地民俗資料館

    宮古市川井地域は早池峰山の北に位置し、北上山地のほぼ中央部に位置し94%を山林が占めています。北上山地民俗資料館では、この地で暮らす人々を支えてきた様々な生活用具や生産道具などの民俗資料およそ3,500点を展示しています。人々の知恵や工夫がこめられた資料が、昔の人たちの暮らしや仕事に対する情熱や生き方を物語っています。
    毎年6月に川井地域の神楽共演会を開催しています。

    住所|宮古市川井2-187-1
    TEL|0193-76-2167
    http://kitakamisanchi.city.miyako.iwate.jp/

  • 宮古市民文化会館

    宮古市民文化会館は1976年の開館以来、40年以上にわたって宮古市の芸術文化活動を支えてきました。音楽・演劇・美術など様々な文化活動の拠点として、毎年恒例の市民文化祭や郷土芸能祭、子供たちの音楽発表会など市民に利用されています。近年では市民劇や落語会が好評を博し、若手演奏家によるコンサートキャラバン、子供から中高生が参加するアートや演劇の育成プログラムなど、様々なプロジェクトが展開されています。

    住所|宮古市磯鶏沖2-22
    TEL|0193-63-2511、
    https://iwate-arts-miyako.jp/

観光情報URLなど

宮古観光文化交流協会(宮古駅前総合観光案内所)
https://www.kankou385.jp/

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