EVENTイベント開催情報

宮古市 みやこ郷土芸能祭 2023.0205(日)

  • 2022
  • 鑑賞
  • 開催日

    2023年2月5日(日)

  • 開催時間

    開場13:00~
    13:30~16:00

  • 場所

    宮古市民文化会館大ホール

  • 料金

    無料

概要

北上山地から三陸海岸を有する宮古市は、山あり海あり、多彩な郷土芸能が伝承されています。神楽は、新春に権現様と呼ばれる神様の力と様々な神の舞で火伏せや一年の無病息災、五穀豊穣、大漁成就などの福をもたらします。お盆には鹿踊と念仏剣舞が地域の死者や先祖の供養をして踊ります。盛岡発祥のさんさ踊りが、沿岸にも伝わり、現在も伝承されています。七ツ物は、神楽から生まれた沿岸独特の芸能です。こうした芸能が美しく躍動する熱演をくり広げます。

見どころ

今回は八戸市から鮫神楽をゲストに迎え、黒森神楽と共に青森、岩手の沿岸の神楽をご堪能下さい。

鮫神楽(八戸市)
八戸藩の港として栄えた鮫地区に伝わる神楽です。船大工や漁師たちが古式を守りながら伝承し、
歌舞伎物と呼ばれる組舞が娯楽として演じられてきました。
剣舞(つるぎまい)は、刀をつかったアクロバティックな技が見所です。

主催|主催:宮古市郷土芸能団体連絡協議会
  (特非)いわてアートサポートセンター
共催|三陸国際芸術推進委員会

地域

出演団体:プロフィール

  • 摂待七ツ物

    田老摂待の小沼神社の祭礼で、五穀豊穣や無病息災、地域の繁栄を願って踊り継がれてきました。七種類の持ち物を持った踊り手が、声を合わせて躍動します。

  • 牛伏念仏剣舞

    建久元年(1190年)鎮西八郎為朝の三男為頼は、鎌倉幕府将軍源頼朝より閉伊・気仙の所領を安堵され、老木村根城に館を築いて閉伊頼基と名のりました。頼基は父の菩提を弔うために華厳院を建立し、祖先や源氏一族・敵方平家などの戦没将士の霊を慰めるために、将士27人に踊らせ供養したのが牛伏剣舞の始まりといわれています。
    毎年お盆には地区の各家をまわって死者や祖先の霊をなぐさめ、16日には花原市の華厳院で剣舞と七ツ踊りを供養として奉納しています。

  • 鮫神楽

    鮫神楽は、史料的には二百年以上の活動歴があり、嘉永年間作成の台本があります。特徴は、山伏神楽の18演目のほかに、歌舞伎を取り入れた「安宅関勧進帳」など14演目の『組舞』と『墓獅子』があります。1968年には国立劇場小劇場で2日間に渡って18演目を上演しています。尚、1994年にも2度目の国立劇場の舞台を踏んでいます。特定の神社に属さない、愛好者集団である鮫神楽は後継者難に面しています。1971年より毎年実施している、小中高生を対象とした後継者育成のための伝承会や、外部アーティストなどとの交流により、近年盛り上がりを見せています。

  • 黒森神楽

    黒森神楽は、宮古市山口に鎮座する黒森神社を本拠地としています。正月になると、黒森神社の神霊を移した「権現様」(獅子頭)を携えて、陸中沿岸の集落を廻り、家々の庭先で権現舞を舞って悪魔祓いや火伏せの祈祷を行います。夜は宿となった民家の座敷に神楽幕を張り、夜神楽を演じて五穀豊穣・大漁成就や天下泰平などの祈祷の舞によって人々を楽しませ祝福をもたらしています。
    この巡行は旧盛岡藩の沿岸部を、山口から久慈市まで北上する「北廻り」と釜石市まで南下する「南廻り」に隔年で廻村し、近世初期からその範囲は変わっていません。
    こうした広範囲で長期にわたる巡行を行う神楽は、全国的にも類例がなく、貴重な習俗が現在も継続されていることから、平成18年3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

お問い合わせ

宮古市民文化会館
0193-63-2511

令和4年度日本博主催・共催型プロジェクト 三陸国際芸術祭2022 彩

主催|三陸国際芸術推進委員会 独立行政法人日本芸術文化振興会 文化庁
共催|八戸市、階上町、洋野町、久慈市、野田村、普代村、田野畑村、岩泉町、宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市、住田町、三陸鉄道株式会社、公益社団法人全日本郷土芸能協会、特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター、特定非営利活動法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク
協力|特定非営利活動法人震災リゲイン、合同会社imajimu、東北文化財映像研究所、みんなのしるし合同会社

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