AREA地域

安らぎとにぎわいが調和する「共生」のまち。

住田町は、人口5000人ほどの小さな町。下有住、上有住、世田米の3集落を中心に、林業と農業を産業の軸に生活文化を継承してきました。世田米周辺はかつて、街道が交わる宿場町として栄え、沿岸で採れた海産物や内陸の穀物などを集めた市で賑わったといいます。今も、明治期の佇まいを残す町家や土蔵などが並ぶ旧街道沿いの風景に懐かしさを感じる一方、新たな拠点もちらほら。住民の交流拠点としてカフェ、レストラン、ギャラリーなどを営む「まちや世田米駅」は、国の登録有形文化財「旧菅野家住宅」を改修した建物。地元の文化や人とつながる場として、旅行者たちも気軽に出入りする姿があります。

ゆたかな芸能が魅せる、恵みの証。

気仙大工発祥の地である住田町は、総面積の約9割が森林。藩政時代に五葉山で産出した桧の皮は伊達藩の火縄づくりを支える貴重な資源でした。そのため「御用山」といわれ、その音にちなんで、五葉山と呼ばれるようになったのだとか。集落に組まれた鉄砲隊の歴史を残すべく復刻したのが「五葉山火縄銃鉄砲隊」です。町内には、藩政期からつづく郷土芸能が多数。東北に珍しい「下在大名行列」、金山掘りが伝承したという「大平・梅の木念仏剣舞」。中でも、正月に家々を回る権現舞は圧巻の迫力で、山岳信仰を受け継ぐ貴重な伝統芸能といえます。一方、伝統の奇祭「水しぎ」のコンテストなど、若者による新たな企画も見られます。
住田町に息づく多彩な芸能。そこには、五葉山をはじめ、宮澤賢治の物語に登場する種山ケ原、神秘的な美しさに包まれた気仙川など、雄大な自然をバックボーンに育まれた人々のゆたかな創造性が感じられます。

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文化施設

  • 住田町民俗資料館

    昭和初期の建築様式の旧上有住小学校校舎を現在の場所にそのまま移転し、資料館として開館。展示室は「くらし」と「人々のしごと」のコーナーに分かれており、町の発展の原点になった産業や信仰、郷土芸能や農耕についての資料約900点余りを展示しています。地元出身の歌人佐藤霊峰の資料なども見ることができます。

    住所|岩手県気仙郡住田町上有住字山脈地15-1
    TEL|0192-48-2013

  • まち家世田米駅

    明治後期に建設された伝統的な町家と土蔵群が当時の姿のまま残されていた古民家を保存改修。地域の歴史的、伝統的な魅力を生かした住民交流の拠点として生まれ変わりました。コミュニティカフェ、レストラン、蔵ギャラリーなどを備えており、レストラン「ケラッセ」ではこだわりが詰まった地元食材を活用した創作料理を堪能していただけます。

    住所|岩手県気仙郡住田町世田米字世田米駅13 
    TEL|0192-22-7808
    http://machiya-sumita.iwate.jp

観光情報URLなど

住田町観光ナビ/住田町観光協会
https://sumita-kankou.wixsite.com/sumita-kankou

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