EVENTイベント開催情報

岩泉町郷土芸能祭

  • 2021
  • 鑑賞
  • 開催日

    2021年11月7日(日)
    ※今年度は岩泉町民のみの参加となります。

  • 開催時間

    10:00~ 開会行事
    10:20~ 演舞

  • 場所

    岩泉町民会館

  • 料金

    無料

岩泉町民会館において、岩泉町内の郷土芸能団体が年に一度一堂に会し郷土芸能を披露します。 七ツ舞や鹿踊、さんさ踊りなど多種多様の芸能を堪能できます。

地域

出演団体

大川郷土芸能愛護少年団(長田剣舞)
岩泉鹿踊保存会
釜津田鹿踊り育成会
救沢念仏剣舞保存会
中野七頭舞保存会
向町さんさ踊り保存会

出演団体:プロフィール

  • 大川郷土芸能愛護少年団(長田剣舞)

    長田剣舞は、田代剣舞からの分かれといわれています。巻物は伝わっていませんが、何百年かの昔、武士の念仏供養のために踊り始めたのが、今日まで伝えられたと云われています。踊りの数は、「城廻し」「二本太刀」「あや踊り」「高太刀」「木刀」「からす踊」「ゆるいなぐさみ」「念仏」の八種類の踊りですが、一つの名前の踊りが出羽(場)、中踊り、引羽の三つに分かれています。踊る時の持ち物は、城廻しが扇を、二本太刀が刀を、高太刀がなぎなたを、あや踊りが棒を、からす踊りが刀と扇を、というように一つ一つの踊りの持ち物が違います。

  • 岩泉念仏剣舞

    岩泉念仏剣舞の伝承は、はっきりしていません。恐らく鹿踊と一緒に伝承されたといわれ、江戸時代の寛政から文化年間にかけて盛んになり、お盆やお祭りには欠くことのできない郷土芸能として珍重されて来たものです。この念仏剣舞は、お盆の13日夜、雲岩寺本堂前で舞って、境内に眠る御仏様供養し、翌日から16日までの間町内の各家々に帰った仏様を念仏と舞で供養する踊りです。舞に必要な道具を作ったり、わらじ、扇子等の用具費は、特定の方々の負担によって賄っていただいたと聞いております。

  • 釜津田鹿踊り

    釜津田鹿踊りは、今からおよそ169年前に、川井村(現宮古市川井)の夏屋から伝えられたといわれており、今では11種類もの踊り方があります。「二番庭」は鹿が新築の家に来て新しい庭を踏み固めている様子、「入れ違い」は何かうれしいことがあって鹿がたくさん集まって喜んでいる様子を表現した踊りです。このように鹿踊りは、祭りや祝い事、亡くなった人の供養やお盆の行事のときに、各家やお墓まで出向いて踊られました。現在は、鹿踊り保存会の皆さんによって受け継がれ、秋祭りや芸能祭の行事、お盆の時期に地域の岡山神社などで踊られています。

  • 救沢念仏剣舞

    当地の念仏剣舞は、戦国時代のころ京都の方から高貴なお方が岩泉にのがれて来て何年もたたぬうちに亡くなられたことから、そのお方の霊をなぐさめるために黒森山周辺の部落を中心として剣舞や神楽を踊ったことから始まったものといわれています。踊りは亡くなった人の霊をなぐさめる目的で毎年お盆に踊られてきたもので、 8種類の踊りから構成されておりますが、さらにそれぞれが3種類の踊り方によって構成されておりますので、結局は20種類の踊り方があるものです。

  • 中野七頭舞保存会

    岩泉町小本中野地区に伝わる芸能で、発端は1840年頃にさかのぼるといわれています。当時、神楽太夫と呼ばれた工藤喜太郎が、神楽舞の一部の舞込みを基本に創始したといわれています。演舞する人数は、2人1組の7組で、舞の種類も「道具取り」「横跳ね」「チラシ」「戦い」「ツットウツ」「三足(鳥居掛かり)」「道具納め」の7つに分かれています。当初は神楽で踊られていましたが、時代と共に変化し集落の祭典に奉納しています。五穀豊穰家内安全大漁を祈願して踊る勇壮で活発な舞であり、舞う者達は、原野を開拓するため汗を流しながら精いっぱい労働に励み、協力して大切な作物を育てその年の収穫に感謝し仲間と共に喜びをわかちあうという一連の流れを想いながら、力強くそしてしなやかに踊ります。

  • 向町さんさ踊り

    大正9(1920)年、当町出身の三田地権次郎氏が、宮古の花輪で盛岡の木材業者から踊り・笛・太鼓を習い、岩泉に持ち帰りました。翌10年、上宿に出稼ぎに来ていた小笠原弥一氏と三田地権次郎氏が、一緒に、町内の若者に教えたのが「向町さんさ」の始まりとされ、佐々木政造氏が最初の弟子とされています。戦前戦中何年か踊られない時期がありましたが、戦後、再度三田地権次郎氏によって若者たちに教えられました。この時習った若者の多くが向町の青年だったので、「向町さんさ」と呼ばれるようになりました。踊りの演目については、「通り」以外ははっきりした名称がなく、太鼓の口拍子で表現しておりましたが、昭和55(1980)年岩泉高校文化祭に取り入れられた時から、「通り、本踊り(1番から7番)、甚句くずし」と名付けて、現在9種踊り継がれています。

お問い合わせ

岩泉町教育委員会Tel 0194-22-2111

主催|岩泉町・岩泉町教育委員会 
共催|岩泉地域振興協議会

令和3年度日本博主催・共催型プロジェクト 三陸国際芸術祭『縦』

主催|文化庁  独立行政法人日本芸術文化振興会  三陸国際芸術推進委員会

共催|八戸市、階上町、洋野町、久慈市、普代村、田野畑村、岩泉町、宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市、住田町、三陸鉄道株式会社、公益社団法人全日本郷土芸能協会、特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター、特定非営利活動法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク 、一般財団法人 カルチャー・ヴィジョン・ジャパン 
後援|岩手県、岩手日報社、東奥日報社、東海新報社、デーリー東北新聞社、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、八戸テレビ放送、青森テレビ、青森朝日放送、エフエム岩手、FMねまらいん、青森放送、エフエム青森、コミュニティラジオ局BeFM
協力|特定非営利活動法人震災リゲイン、合同会社imajimu、東北文化財映像研究所、みんなのしるし合同会社、特定非営利活動法人みちのくトレイルクラブ

お問い合わせ先

■NPO法人いわてアートサポートセンター

〒020-0874  岩手県盛岡市南大通一丁目 15-7 盛岡南大通ビル3階
TEL|019-656-8145
FAX|019-656-8146
E-mail|info@sanfes.com
『土地を彩る』シリーズ三陸の芸能(担当:葛谷・岡田・佐々木)

主催事務局

■三陸国際芸術推進委員会 事務局

(NPO 法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク)
〒020-0874 岩手県盛岡市南大通一丁目 15-7 盛岡南大通ビル3階
特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター内
TEL|070-8550-0521(直通)
TEL|019-656-8145
FAX|019-656-8146
E-mail|info@sanfes.com

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