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神ノ沢鹿踊 かみのさわししおどり
岩手、釜石市
- 芸能団体
- 2023
約330年前、元禄年間(1688~1703)に房州出身の唯喜伝治が栗林町沢田に住みついた。
唯喜伝治は砂子畑や沢田の若者に鹿踊を教えた。神ノ沢の萬藏という人も唯喜伝治から鹿踊を教わり、それが、神ノ沢鹿踊の始まりと伝えられる。萬藏という人は、人に優れて覚えはよく、笛・太鼓・唄・踊りの極意を納め、鹿踊の天才であった。旧鵜住居村では最も古い芸能で、各神社の丁印(神社の最初に歌や踊りを奉納する芸能)として祭典の時には、神ノ沢鹿踊だけで参拝と踊りを奉納し、祭りを盛らせたという。