大股神楽
大股神楽(おおまたかぐら)
岩手県気仙郡住田町世田米大股/郷土芸能
大股芸能保存会
大股神楽は、明治33年(1900年)遠藤栄一の祖父が中心となり、旧江刺市餅田地区の伊平という神楽の師匠から指導を受けて創設された。
現在餅田地区に神楽は存在していないので、その系統を明確にすることはむずかしいが、山伏系神楽かと考えられる。
神楽の中で、鳥舞、三番叟、八幡舞は、少年の舞としてふさわしく、この3つの舞を覚えることで神楽舞の基本が出来あがる。
その八幡舞とは、八幡の由来を説明し、四方に向かって矢を射て、悪霊を払うもの。
舞手の表情には、自然と悪魔を祓う気迫が満ちている。