五本松神楽
五本松神楽(ごほんまつかぐら)
岩手県陸前高田市
東日本大震災により家屋全てがなくなった岩手県陸前高田市森の前地区。
神聖な場所でもあり、子供達の遊び場でもあった「五本松」も、残されたのは「巨石」のみ。
それもかさ上げ工事によってまもなく土の下となる。
大切な思い出たちが、ただただ見えなくなってしまうことは納得ができない。
佐藤徳政は、現実を受け入れながらも抵抗するひとつの方法として、新しい伝統をつくりだします。
五本松神楽は、五本松を取り巻く過去、現在、未来の物語りを光の渦の如く一瞬で表現しています。「目に見える・見えない」の概念や、時間軸にもとらわれることはありません。そうすることによって、五感を集結させて己(一瞬の命)と全てに対して『伝える』事への挑戦を促し、創造の聖地を伝播し続けています。