浦浜念仏剣舞とジャワのマスクダンス

三陸の地にインドネシアの文化が出会う時、何が生まれるか。
コラボレーションに音楽面で加わってほしいと急遽よばれて持参したインドネシアの小さな銅鑼類3つとブラジルの木の実のビーズ、鳥笛、ミロト氏のジャワ的な歌、そして、剣舞の笛と太鼓からなる音楽が2人のダンサーに絡んでいく。
そこに表出したのは、「生と死」という不変の人の営み、人々を包む自然と里の暮らしの音世界、新しく生まれる命への讃歌と喜びであった。

櫻田素子(音楽家)

インドネシア・ジョグジャカルタよりマルティヌス・ミロト、仙台より振付家・ダンサーの磯島未来、東京より音楽家・作曲家の櫻田素子が、浦浜に滞在し念仏剣舞を習いつつ、ダンス作品を共同制作し三陸港まつりで披露した。
短い制作時間ではあったが、濃密な時間で集中した作品作りが行われた。

MIJIL

MIJIL(ミジル)とは

インドネシアの古典ジャワ語で、“誕生”という意味

ダンス:マルティヌス・ミロト、磯島未来
音楽:マルティヌス・ミロト、櫻田素子
協力:浦浜念仏剣舞保存会