夏井大梵天神楽
久慈市
夏井大梵天神楽は、大梵天神を主祭神として文和3年南北朝時代以来、山伏修験者により夏井町大宝院に於いて舞い継がれてきました。昔から正月に 霞内の家々を巡行し、悪魔を祓い、家運長久を祈り、鎮魂の舞曲として代々受け継がれてきました。しかし、時代の変遷とともに後継者が少なくなり、その伝承が困難となりましたので、昭和53年に夏井大梵天神楽保存会を組織し、神楽舞の復元と後継者の育成に努めてきており、舞の演目も多く貴重であることから、平成9年に久慈市指定無形民俗文化財、平成11年には岩手県指定無形民俗文化財となりました。