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五葉山火縄銃鉄砲隊

住田町

霊峰・五葉山。藩政時代、ここから産出されたヒノキは火縄の原料となり、巨大鉄砲藩と恐れられた奥州伊達藩を支えた。当時藩に献上された火縄は年間約21キロメートルにものぼり、これが約100年間も続いたとされている。
このような歴史的背景から、住田町五葉地区では平成3年に「五葉山火縄銃鉄砲隊伝承会」を結成。地元産出のヒノキによる火縄を使った、日本で唯一の鉄砲隊が誕生した。その後、伊達家第18代当主、伊達泰宗氏から「竹に雀」の家紋使用を許され、伊達家直参の鉄砲隊として、連綿と続く歴史が今も息づく。