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田代大念仏剣舞

宮古市|田代郷土芸能保存会

その昔、300年ほど前の飢饉で多くの餓死者が出たとき、宮古代官所の前で田代の人々が剣舞を舞って供養をしたことに始まると言われている。その後も盛んに踊られ、毎年盆の16日には今年一年の新仏の家をまわって死者を供養し、田代地区の永光寺と久昌寺で祖先の霊をなぐさめている。盆の門打ちでは、「施餓鬼拝み」と言って舞手が位牌に向かい、扇を水平に上下させながら「南無阿弥陀仏」と唱える。1966年から亀岳小学校での伝承活動に取り組み、伝統を守り伝えている。