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甫嶺獅子舞

大船渡市|甫嶺自治会芸能部

甫嶺獅子舞は山伏神楽系の一種で、安政年間に三陸地方に大津波が発生し或いは凶作が相次ぎその被害はきわめて甚大で住民の不安は言語に絶するものがあった。その折、山形羽黒山に住む山伏達が祈祷師として立ち入り、荒御魂(獅子頭)を御神体として御祭箱(御神官)に捧持してこれを背負いこの地に持ち入れた事に始まったと伝えられている。当地の獅子頭の元祖は、赤獅子頭(雄獅子)と言われ当時越喜来の久田の地に祀られその後間もなく葛西家に安置され大津波や凶作に見まわれた当時の住民達が獅子頭を引き出し無造作に踊り狂ったという。しかし、現在の踊りの型がいつの時代から始まったかは全く不明である。

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