AREA地域
いにしえから続く文化の地層。
青森県内でどこよりも早く朝日の昇る、「ひかり生すまち」。そんな美しいキャッチフレーズを持つ階上町は、鮮やかなツツジで知られる階上岳の裾野から太平洋を望む階上海岸まで広がっています。県内最東南端にある階上灯台は、まちのシンボル的スポット。朝一番に水平線からのぼる太陽の美しさは感動的です。
1300年前に創建された「寺下観音」には古くから県内外多くの巡礼者が訪れ、この土地に信仰の地としての文化を伝えてきました。町内は縄文時代以降の貴重な土器や石器が発掘された遺跡が多く、各時代の生活文化を知る手がかりが見つかっています。「階上町民俗資料収集館」には、土器・石器、鉄器、装飾品、戦時資料、民具、他地域ではめずらしい山と海の生活で使う貴重な道具も展示され、階上町ならではの歴史を感じることができます。
芸能一つひとつに息づく独自性。
こうした長い年月を経て、町内には各集落に多様な芸能が根付いてきました。鶏舞・平内えんぶり・田代えんぶり・南部駒踊・鳥屋部えんぶり・道仏神楽など、多くの無形民俗文化財が継承されています。その中でもっとも古いのが、安政年間に創設された「鶏舞」。宮城県気仙地方から入ってきたと言われ、昭和期には、明治神宮・靖国神社・上野音楽学校、国立劇場などでの奉納芸能大会にも参加しています。
また、南部地方特有の馬追いを芸能とした「駒踊」も特徴的。春に放牧した若駒を秋に柵に追い込む様をストーリー仕立てに表現したダイナミックな踊りです。
毎年開かれる「階上町南部芸能発表会」は、多彩な芸能を町ぐるみで楽しむ場。鶏舞や神楽、駒踊、手踊、民謡など数多くの演目に映し出される情景が、階上町に息づく芸能の奥深さを物語っています。
プログラム
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CONTENTS
文化施設
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階上町民俗資料収集館
昭和58年に開館した当施設には、町内で発見された縄文時代の土器や石器といったものから近現代の民具や着物など多くの資料が展示されています。また他ではめずらしい山と海の生活で使われた数々の貴重な道具を見ることができます。
住所|青森県階上町大字赤保内字耳ヶ吠6-2
TEL|0178-88-4193
観光情報URLなど
階上町Official Web Site/階上町役場産業振興課
http://www.town.hashikami.lg.jp/index.cfm/8,html