髪長姫 アジアが紡ぐ笛ものがたり 芸能交流プロジェクト「ふえLab」、世界に発信。ライブ配信 2021年9月12日(日)13:30から 三陸国際芸術祭2021

〈日程・プログラム変更
について〉

9月5日(日)13:30からのライブ配信を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大状況に鑑み、可能な限り感染防止対策を行うために、9月12日(日)13:30から事前収録映像の配信に変更させていただきます。ご理解の程何卒よろしくお願い致します。

2021年9月1日
三陸国際芸術推進委員会事務局

配信当日は、
下記ウィンドウからご視聴できます。

※本公演の収録映像は、9月12日の公開後は
いつでも視聴いただけます。

※このイベントは、東京2020NIPPONフェスティバル
共催プログラムとして実施いたしました。

出演団体

オープニングパフォーマンス
喜多七福神(岩手県陸前高田市)

かみながひめ 髪長姫

オマ・ガムラン

オマ・ガムラン

インドネシア

シルバーベルダンスグループ

シルバーベルダンスグループ

カンボジア

十一日町えんぶり組

十一日町えんぶり組

青森県八戸市

中野七頭舞保存会

中野七頭舞保存会

岩手県岩泉町

大槌虎舞協議会

大槌虎舞協議会

岩手県大槌町

演出/サポートアーティスト

前川十之朗

演出・構成

前川十之朗

大部仁

大部仁

佐藤公哉

太鼓・謡

佐藤公哉

かみながひめ 髪長姫

アジアが紡ぐ笛ものがたり

芸能交流プロジェクト「ふえLab」、
世界に発信。

配信

2021年9月12日(日)13:30から

無料

第1部
開会式、オープニングパフォーマンス
喜多七福神(岩手県陸前高田市)
第2部
『髪長姫』 ふえLab 交流成果発表
インドネシア、カンボジア、三陸の5団体による共演
第3部
トークセッション「未来への新たな挑戦」
出演団体による交流の振り返り
※中止

※第2部『髪長姫』は、感染防止対策を徹底の上、陸前高田市民文化会館の奇跡の一本松ホールにて9月5日に収録を行いました。

『髪長姫』 アジアが紡ぐ笛ものがたり

本プロジェクトは、三陸とアジアの芸能団体の出会いから始まり、『髪長姫』という三陸の民話を題材にコラボレーション作品を創作、発表する一連の過程をオンラインで行います。公演の担い手となるのはインドネシア、カンボジア、三陸の民俗芸能団体です。今年5月下旬にプロジェクトが始動し、交流で共有した旋律やアイディアをもとにした作品を共演します。私たちは交流を通して、長い歴史において培われた芸能の魅力を次世代に繋ぐべく、未来への一歩を踏み出していきます。

「ふえLab」とは?

アジアの民俗芸能にはなくてはならない旋律と舞の構成を担う楽器"竹笛"に着目し、互いの芸能を学び合い、意見交換を行いながらコラボレーションをしていくプロジェクトです。アジア各地に共通する、あるいは異なった文化で育まれた旋律やリズムを知り、学び合うことを通して、参加者に共感・共有を生み出しながら三陸とアジアの民俗芸能の新たな挑戦を試みます。

あらすじ

〜三陸沿岸の民話を基にした物語〜

大波にさらわれた浜の女が、10年後に龍神様の子を宿して村に戻ってきた。
生まれてきた娘の髪は地につくほどで、髪長姫と呼ばれた。
娘が舞うと山からは金が、海では魚がたくさん漁れるようになった。
ところが、村に権力者が現れ、次第に利益を貪るようになった。
嘆いた娘は海の近くの祠に隠れてしまう。
海は荒れ、空の化け物が村を襲うようになり、飢餓や疫病が村に広がった。
苦慮した村人は祠の前で三日三晩踊り続けた。
それを見た権力者も改心し、村人の踊りに加わった。
やがて娘は祠から出てこう言った。「分け隔てなく、祭りを続けてください。」
そして遂に、村は繁栄を取り戻し、人々は一つになった。

スタッフ

  • 構成・演出

    前川十之朗

  • 映像演出

    佐藤典之

  • 演出助手

    小山柚香

  • 照明

    青木美由紀

  • 音響

    本儀拓、常盤大志

  • 舞台監督

    菅原玄哉

  • サポートコーディネーター

    小岩秀太郎、武藤大祐、今川和佳子

  • 写真撮影

    田附勝

  • デザイン

    LABORATORIES

  • 配信

    Golden Good Stream

  • 広報

    越戸浩貴、越戸園佳、小林大樹、久保玲奈

  • 制作

    湯浅文音、坂田雄平、三陸国際芸術推進委員会

  • プロデューサー

    佐東範一

メインビジュアルのモデル
写真左から

原瑞希

十一日町えんぶり組

中村遥奈

大槌虎舞協議会

小澤明由莉

中野七頭舞保存会

主催

三陸国際芸術推進委員会
国際交流基金アジアセンター

共催

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、
八戸市、階上町、洋野町、久慈市、普代村、田野畑村、岩泉町、宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市、住田町、
三陸鉄道株式会社、公益社団法人全日本郷土芸能協会、特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター、特定非営利活動法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク 、一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン

協力

陸前高田市⺠文化会館奇跡の一本松ホール、大槌町文化交流センターおしゃっち、特定非営利活動法人震災リゲイン、 合同会社imajimu、東北文化財映像研究所、みんなのしるし合同会社、特定非営利活動法人みちのくトレイルクラブ

企画・製作

三陸国際芸術推進委員会、みんなのしるし合同会社

問い合わせ先

みんなのしるし合同会社
〒022-0003 岩手県大船渡市盛町字木町 6-4
TEL|0192-47-5123
FAX|0192-47-5125
E-mail|minna★mi-kuni.com(★を@に変えて送信ください)

総合窓口

三陸国際芸術推進委員会 事務局
 NPO 法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク
〒020-0874 岩手県盛岡市南大通一丁目 15-7 盛岡南大通ビル 3 階
特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター内
TEL|070-8550-0521(直通)
TEL|019-656-8145
FAX|019-656-8146
E-mail| info★sanfes.com(★を@に変えて送信ください)

※出演者やプログラムは予告なく変更になる場合があります。

・三陸国際芸術祭 縦

出演団体

オマ・ガムラン

インドネシア(ジョグジャカルタ)

オマ・ガムラン

芸術監督
アノン・スネコ(Anon Suneko)

国立大学教授、舞踊家、音楽家、オマ・ガムラン主宰。1981年生まれ。
著名な芸能家である両親の元、ジャワの伝統芸能、舞踊とガムラン音楽に囲まれた環境で育つ。幼少の頃から芸術に興味を抱き多数の受賞歴を持つ。
ガムラン音楽への探求に打ち込む傍ら、電子音楽にも精通しアルバム2枚を含む数多くの作品を創作。オーストラリア・パース領事館従事、ミシガン大学客員アーティスト等海外経験も豊富。国際交流基金主催事業「伝統のチカラ、芸能のカタチ」では日本に招聘され研究に携わる。
現在、インドネシア国立芸術大学ジョグジャカルタ校、舞台芸術学部カラウィタン学科にてガムラン教授として指導にあたる傍ら、宮廷芸能存続の使命を掲げ、ジョグジャカルタ第2王宮"プロ・パクアラマン"宮廷に仕えている。

出演団体

シルバーベル
ダンスグループ

カンボジア(プノンペン)

シルバーベル ダンスグループ

芸術監督
チュムヴァン・ソダチヴィー
(Chumvan Sodhachivy)

ダンサー、振付家、シルバーベル ダンスグループの創設者。
チュムヴァン・ソダチヴィー(別名ベル) は 9 歳からクメール古典舞踊を始めた。 先祖代々伝わっている芸術の基礎を数年かけて習得した後、主に男性役(ニーロン)を演じながらカンボジアの伝統民族舞踊や影絵人形劇などに出演。
16歳の時にコンテンポラリーダンスとその幅広い可能性に出会った。その後はロサンゼルスのウォルト・ディズニー・ホールで上演されたピーター・セラーズ演出のオペラを含む、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカなど様々な地域へ公演やフェスティバルに出演。
シルバーベル ダンスグループを創設し、これまで多くの作品の振付を手がけ、発展に貢献してきた。現在はプノンペンのカンボジア王立芸術大学振付学部の副学長を務めている。

出演団体

十一日町えんぶり組

青森県八戸市

十一日町えんぶり組

えんぶりは八戸市を中心とした青森県三八上北(さんぱちかみきた)地方に伝わる豊作を祈願する祭り。国重要無形民俗文化財の「八戸えんぶり」は毎年2月17日から20日まで八戸市中心街などで行われている。 十一日町えんぶり組は、1891年に地元消防団が中心となって旗を揚げ、えんぶりに参加してから130年以上の歴史を持つ。代表的な演目は、太夫の摺りのほか、大黒舞、恵比寿舞、えんこえんこ、八戸舞など。幼児から年長者まで多世代が参加することで受け継がれてきた、大人顔負けの繊細で華やかな祝福芸が見もの。
(撮影 二ツ森護真)

出演団体

中野七頭舞保存会

岩手県岩泉町

中野七頭舞保存会

岩泉町中野地区に伝わる芸能で、発端は1840年頃にさかのぼるといわれる。当時、神楽太夫と呼ばれた工藤喜太郎が、神楽舞の一部の舞込みを基本に創始したといわれる。演舞する人数は、2人1組の7組で、舞の種類も「道具取り」「横跳ね」「チラシ」「戦い」「ツットウツ」「三足(鳥居掛かり)」「道具納め」の7つに分かれている。当初は神楽で踊られていたが、時代と共に変化し集落の祭典に奉納。五穀豊穰家内安全大漁を祈願して踊る勇壮で活発な舞であり、舞う者達は、原野を開拓するため、汗を流しながら精いっぱい労働に励み、協力して大切な作物を育て、その年の収穫に感謝し仲間と共に喜びをわかちあうという一連の流れを想いながら、力強くそしてしなやかに踊る。

出演団体

大槌虎舞協議会

岩手県大槌町

大槌虎舞協議会

1990年、大槌町郷土芸能保存団体連合会が発足したと同時に、虎舞部門の部会としてスタート。町内の「虎舞」を伝承する四団体(安渡、向川原、陸中弁天、大槌城山)から構成され、団体間の親睦を深めつつも互いの技術の向上、社会貢献等その活動は多岐に渡る。
2011年3月の東日本大震災では全団体が被災。大切な仲間、演舞に使う道具や装束を失うも、復活・継承をめざして再び結束し、以降は支援に対する感謝の想いを虎舞を通じて全国に発信し続けている。演目には、矢車(やぐるま)、跳虎(はねとら)、笹喰み(ささばみ)、甚句踊り、手踊りなどがある。

前川十之朗

前川十之朗

演出家、作曲家

1987年から、作曲家、音楽プロデューサーとして、レコーディング主体に活動を開始。2002年に、パフォーミングアーツカンパニー"未國"を設立。身体と声を組み合わせたユニークな演出は、ジャンルに捕らわれない作品とともに高く評価される。ベルリン市に演出家として招かれ一年半の活動後、2012年に帰国。東京大学研究員として三陸に入り被災者を取材。その証言をもとに創られたミュージカル「いのちてんでんこ」は、50,000人の高校生に観劇されている。2014年から三陸国際芸術祭ディレクターを担う。

大部仁

大部仁

尺八・篠笛奏者、製作家

尺八・篠笛奏者、製作家
茨城県在住。第46期NHK邦楽技能者育成会卒。
琴古流尺八を関一郎氏、明暗流・錦風流尺八を前川耕月氏に師事。ミュージカル「いのちてんでんこ」への参加、尺八&ピアノユニット「つちのこ」での演奏活動などと並行しながら藍空(らんくう)工房を主宰し尺八・篠笛の製作家としても活動している。

佐藤公哉

太鼓・謡

佐藤公哉

音楽家、作曲家、歌手

北海道生まれ。シュルレアリスムの影響から幼少より画家を志し、後に音楽へ転向。多彩な声の表現に加え、ビオラ等の弦楽器、各種の打楽器、稀に鍵盤楽器も奏し演奏活動を国内外で行う。越境的な室内楽を得意とし、映画音楽、舞台音楽、即興パフォーマンス、地域に密着したプロジェクトも手がける。ソロの他、バンド「表現(Hyogen)」、デュオ「3日満月」などで活動し、プロジェクト「Torus Vil.」を主催。東京藝術大学音楽環境創造科在学中より東京都を拠点に活動し、2017年より長野県松本市を拠点に活動中。

出演団体

喜多七福神

岩手県陸前高田市

喜多七福神舞は、民間信仰の神として、七人の福徳の神、大黒天・恵比寿・福禄寿・毘沙門天・寿老人・弁財天・布袋様に仮装し、祭礼には、五穀豊穣・大漁祈願をし併せて家内繁盛・厄払いとして結婚披露宴、進水式・新宅祝い等めでたい席に福徳を祈る年中行事として行われており、その由来は大正初期から喜多の有志により伝承され、四年祭の御伊勢様(大神宮様)の祭典をはじめ黒崎神社例大祭に奉納されてきた。また近年は、祭りのみならず地域の郷土芸能として小中学生よる地域活動も行われている。