三陸国際芸術祭とは

東日本大震災で大きな被害を受けた三陸沿岸地域は、世界でも類を見ない芸能の宝庫です。
福島・宮城・岩手の三県だけで、2,000以上の郷土芸能の団体が存在していると言われています。
本芸術祭は、三陸沿岸という土地で幾世代もの伝承を経て根付き、今も脈々と受け継がれている「郷土芸能の魅力の発信」と、「国内外との芸能を通じた交流」を目的に2014年から毎年開催してます。

国際芸術祭という形で開催することにより、三陸の郷土芸能が世界と繋がるきっかけとなり、多様な文化との交流を通して、震災からの「文化・芸術による復興」に取り組んでいます。

リアス海岸

営みから、アートへ。

三陸と呼ばれる東北沿岸地域。
縄文時代から先祖は、魚や獣、草木を採って豊かで厳しい自然を頂きながら生活し、独自の文化を生み出してきました。
そのひとつが郷土芸能。
人が暮らすところに祭りがあり、「営み」の中心で祈りと希望を唱え続けてきました。

悠久の時の中で、自然災害といった人類の制することのできない事象と対峙し、人々は悲しみ、葬い、祈る中で「表現」を生み出してきました。
三陸の郷土芸能は、こうしたプリミティブな表現の結晶であり、現在に伝えるひとつの形です。
それは、時に美しく、時に激しく、時に滑稽でいて、現代に至るまでの様々な芸術表現の根源を映し出すかのようです。

そして、世界の片隅には三陸の芸能のように、営みから生まれた多様な表現が点在しています。

「営みから、アートへ。」
それは、世界中の多様な文化と芸術が混ざり合い、創造的な瞬間を分かち合うための三陸国際芸術祭からのメッセージです。

金津流大群舞

えんぶり

剣舞

「震災から三陸国際芸術祭開催へ」

NPO法人JCDN(ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク)代表
三陸国際芸術祭プロデューサー 佐東範一

JCDNでは、震災2カ月後から被災地にアーティストを派遣し、被災された方の身体ほぐしを中心にダンスアーティストの力で復興の一助になるべく活動をしてきました。
震災から2年が経過した頃から、それまで行ってきた「被災者が受け身となる形」ではなく、「被災者が主体となり全国のアーティストたちが受け手となる形」で、東北の文化を繋いでいくことはできないだろうかと考えるようになりました。
そして2013年8月より「習いに行くぜ!東北へ!!」というプロジェクトをスタートさせました。

JCDNではこれまで年齢や経験を問わない「すべての人にダンスを」というコミニティダンスの概念を国内で普及する活動に力を注いでいます。 その取り組みの中で、子どもから大人まで幅広い世代の人々が引き継ぐ、東北の郷土芸能に出会い日本の郷土芸能はコミュニティダンスの原点であると感じました。
これらの活動の中で大船渡市越喜来の浦浜念仏剣舞と金津流浦浜獅子躍の代表をされている、古水力氏と出会い話す中で、東北の地域にとって郷土芸能が様々な世代の人をつなぐ要であり、精神的な支えとなっていることを、痛感しました。
しかし、近年若者が少なくなってきたこと。震災によって後継者が減少していること。復興において、郷土芸能がいかに大切か。外から人が郷土芸能を習いに来てくれることがいかに励みになるか。
などのお話を伺う中で、フェスティバルの構想が生まれてきました。


Sanriku-Asian network Project

Sanriku-Asian network Project

Sanriku-Asian network Project

Sanriku-Asian network Project

ヒューマンセレブレーション 三陸国際芸術祭2017
クレジット・スタッフ

主催
文化庁、NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク (JCDN)、三陸まちづくりアート実行委員会[大船渡]、八戸三陸国際芸術祭実行委員会[八戸]

共催
みんなのしるしLLC、公益社団法人全日本郷土芸能協会、一般社団法人アーツグラウンド東北、八戸市[八戸]

後援
岩手県、岩手県教育委員会、大船渡市、大船渡市教育委員会、大槌町、宮古市、陸前高田市、宮城県、宮城県教育委員会、気仙沼市、女川町、大船渡市郷土芸能協会、(一社)大船渡市観光物産協会、(公社)八戸観光コンベンション協会、八戸商工会議所、八戸市文化協会、岩手日報社、東海新報社、河北新報社、三陸新報社、デーリー東北新聞社、東奥日報社、IBC岩手放送、テレビ岩手、岩手朝日テレビ、めんこいテレビ、HTV八戸テレビ、ATV青森テレビ、RAB青森放送、ABA青森朝日放送、FMねまらいん、コミュニティラジオ局BeFM、FM青森

助成
損保ジャパン日本興亜「SOMPO アート・ファンド」(企業メセナ協議会 2021 Arts Fund)、日本万国博覧会記念基金、公益財団法人 福武財団

協力
国際交流基金アジアセンター、トヨタ自動車株式会社、
アサヒグループホールディングス株式会社、種差観光協会、白浜女房

平成29年度戦略的芸術文化創造推進事業

プロデューサー
佐東範一 (NPO法人JCDN)

プログラムディレクター
統括:前川十之朗 (みんなのしるし合同会社)
郷土芸能:阿部武司 (東北文化財映像研究所)
海外芸能:武藤大祐 (舞踊評論)

コーディネーター
郷土芸能:小岩秀太郎 ((公社)全日本郷土芸能協会)
八戸プログラム:今川和佳子 ((一社)アーツグラウンド東北、PROA LLC.)

フェスティバルマネージャー
千田優太 ((一社)アーツグラウンド東北)
コミュニティダンス・コーディネーター:神前沙織 (NPO法人JCDN)

広報
坪井奈穂美 (みんなのしるし合同会社)
佐藤晃正 (みんなのしるし合同会社)
佐藤典之 (イトナミトミノムシ)
野田ゆま (イトナミトミノムシ)
寺西昭博 (イトナミトミノムシ)

フェスティバルアドバイザー
稲田奈緒美 (舞踊研究・批評)
加藤種男 (クリエイティブ・ディレクター)
吉本光宏 (ニッセイ基礎研究所研究理事) (五十音順)